糖質の1つであり、最近低糖質食品やダイエット食品の甘味料として用いられているエリスリトールをご存知でしょうか?
エリスリトールは希少糖の1つですが、工業的に生産されており、様々な生理機能を有していることから、多くの食品に用いられています。
本記事では、エリスリトールについて纏めてみました。
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エリスリトール(エリトリトール)とはメロン、ブドウや梨などの果実や醤油・味噌・清酒などの発酵食品に含まれている天然の糖アルコールで希少糖の一つに分類されます。
工業的には、ブドウ糖を酵母で発酵させることにより作られています。
非う蝕性の甘味料であるため、虫歯になる心配が少なく、しかもカロリーがほとんど無いことからダイエット甘味料として利用されています。
また、砂糖の60-80%の甘味を示し、甘さの質に関しても砂糖の甘さに近く、あっさりしたあと引きのない味質を持つとされています。
そのため、後味があまりよくない高甘味度甘味料と併用して使用されることが多く、高甘味度甘味料の味質をより砂糖に近い甘味質に改質することができることも特徴の一つです。
エリスリトールの生理機能は様々なものが報告されています。
エリスリトールは、歯垢に含まれる細菌同士の結合力を弱くすることにより、歯垢を分解しやすくする作用があり、歯磨き粉等に使用されています。
エリスリトールは血糖値が上がらない糖質であるため、血糖値の抑制に関与するインスリンの分泌にも影響をもたらさない性質があります。
そのため、糖尿病の方でも利用可能な糖質であるとされています。
エリスリトールは糖アルコールの一種であり、糖アルコールは小腸で吸収されないために、食べすぎると下痢等の副作用を起こすことが知られています。
しかし、エリスリトールは糖アルコールの中でも小腸で吸収されやすい糖質であり、他の糖アルコールに比べ下痢を起こしにくい特徴を有します。
食べたエリスリトールは、多くは尿として排出されることが確認されています。
この他の糖アルコールとは異なる性質があるからこそ、エリスリトールは低血糖食品に非常に良く使用されているというわけですね。
エリスリトールは甘味料でありカロリーが極めて少ないため、低カロリー食品やダイエット食品に利用されています。
利用方法としては、砂糖の代わりにエリスリトールを使用するといった簡単な方法です。
他にも、エリスリトールは、水に溶ける際に熱を吸収する吸熱反応を起こします。
そのため、口の中で溶けた際にひんやりとした感覚があるため、冷涼感用の食品にも利用されています。
エリスリトールを含む糖アルコールは、通常の糖と比較して還元性がないため安定性が高く、加熱によるカラメル化反応やアミノ酸、タンパク質とのメイラード反応(褐変現象)の原因にならず老化の原因ともいわれるAGEs(エイジス:Advanced Glycation End Products の略)の生成を起こしません。
また、クッキーなどに入れた場合、上述の通りカラメル化反応を起こしにくいという性質があるため、焼き色がつきにくい特徴もあります。
食品用途以外ですと、上述の通り、虫歯になりにくく歯垢分解作用があるため、歯磨き粉やオーラルケア商品に利用されています。
エリスリトールは、企業向けの販売が主でしたが、最近ではAmazon等で購入が可能みたいです。
原産国がアメリカのエリスリトールです。
高級ホテルのフランス料理レストランや健康食レストランや飲食店など、各分野でも愛用されている「LOHAStyle」のエリスリトールです。
ヨーロッパのとうもろこしを使用して作られたエリスリトールであり、使用しているトウモロコシはNon-GMO、即ち遺伝子組換えでないものです。
顆粒状にしてあるため、さらさらでハンドリングが良いことが特徴のエリスリトールです。
原料のとうもろこしは非遺伝子組み換え原料です。
包材は使いやすさと耐久性のあるチャック袋を使用しているため、保存しやすい特徴があります。