ガムベース

ガムベースとはチューイングガム用の基材であって、咀嚼可能な水難溶性物質の配合品であり、チクル、ソルバ、ジェルトンなどの植物性樹脂、天然ワックス、及び酢酸ビニル樹脂、エステルガム、炭酸カルシウム、タルク等で構成される食品添加物製剤をいいます。

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指定添加物

アセチルリシノール酸メチル
分子式C21H38O4の化合物で、ガムベースに用いられます。

エステルガム
ロジン又はその重合物などの誘導体のエステル化合物で、食感改良剤としてガムベースに用いられます。

酢酸ビニル樹脂
酢酸ビニルの重合によって作られる樹脂で、ガムベースに用いられます。

ポリイソブチレン
イソブテンの重合によって得られる樹脂で、ガムベースに用いられます。

グリセリン脂肪酸エステル
親水基としてグリセリン、親油基として脂肪酸がエステル結合しているもので、乳化剤の中では最も多く使用されています。
乳化を目的として使用される他、油脂の改質剤、デンプン食品の改質剤、起泡剤、消泡剤、日持向上剤、ガムベースなどとして使用されています。

ショ糖脂肪酸エステル
ショ糖と脂肪酸がエステル結合したものです。乳化剤としてパンやマーガリンに使用されたり、気泡剤としてスポンジや生クリームに、消泡剤、光沢剤、香料、抗菌、ガムベース、サプリメントの増粘剤、デンプンの老化防止等にも使われています。

ソルビタン脂肪酸エステル
ソルビタンと脂肪酸がエステル結合したもので、ソルビタンには水酸基が4つあり、それぞれに各種の脂肪酸がエステル結合するため、多様な種類が存在します。ホイップクリームの乳化安定化、マーガリンの水分分離防止、バタークリームの離水防止、消泡剤、粉末食品の分散性向上、ガムベース、チューインガムの歯への付着防止、チョコレートのファットブルーム軽減に使用されています。

プロピレングリコール脂肪酸エステル
プロピレングリコールと脂肪酸がエステル結合したものであり、ガムベース、粉末ケーキミックスや粉末ホイップクリーム、液体ショートニングなどの起泡、また、消泡剤として用いられることもあります。

炭酸カルシウム
組成式CaCO3の化合物で、栄養強化剤や充填剤、膨張剤、イーストフード、ガムベースとして使用されます。

リン酸三カルシウム
Ca3(PO4)2の化合物で、膨脹剤、栄養強化剤、チーズ類の溶融塩、イーストフード、ガムベースとして使用されます。

リン酸一水素カルシウム
CaHPO4の化合物で、栄養強化剤、チーズ類の溶融塩、イーストフード、ガムベースとして使用されます。

既存添加物

ウルシロウ
ウルシ科ウルシ(Rhus verniciflua LINNE)の果実より、融解、さらして得られたもので、主成分はグリセリンパルミタートです。

エレミ樹脂
カンラン科エレミ(Canarium luzonicum A.GRAY.)の分泌液を、乾燥して得られたもので、主成分はβ-アミリンです。

オゾケライト
ワックスシュールの鉱脈に含まれるロウを精製したもので、主成分はC29~C53の炭化水素です。

カルナウバロウ
ブラジルロウヤシ(Copernicia prunifera H.E.Moore(Copernicia cerifera Martius))の葉から得られた、ヒドロキシセロチン酸セリルを主成分とするものです。

カンデリラロウ
カンデリラ(Euphorbia antisyphilitica Zuccarini又はEuphorbia cerifera Alcocer)の茎から得られた、ヘントリアコンタンを主成分とするものです。

グアヤク樹脂
ハマビシ科ユソウボク(Guaiacum officinale LINNE)の分泌液を、室温時エタノールで抽出し、ろ液からエタノールを留去して得られたもので、主構成成分はα-、β-グアヤコン酸です。

グッタハンカン
アカテツ科グッタハンカン(Palaquium leiocarpum BOERL.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去したものより得られたもので、主成分はトランスポリイソプレン及びアミリンアセタートです。

グッタペルカ
アカテツ科グッタペルカ(Palaquium gutta BURCK.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去したものより得られたもので、主成分はトランスポリイソプレンです。

ゴム
トウダイグサ科パラゴム(Hevea brasiliensis MUELL.-ARG.)の幹枝より得られるラテックスを酸性水溶液で凝固させ、水洗、脱水したものより得られたもので、主成分はシスポリイソプレンです。

ゴム分解樹脂
トウダイグサ科パラゴム(Hevea brasiliensis MUELL.-ARG.)の幹枝より得られるラテックスを、加熱分解したもの、又は酵素分解して得られた低分子の樹脂状物質で、主成分はC20~C40のテルペノイドです。

コメヌカロウ
イネ科イネ(Oryza sativa LINNE)の種子より得られる米ぬか油より、分離して得られたもので、主成分はリグノセリン酸ミリシルです。

サトウキビロウ
イネ科サトウキビ(Saccharum officinarum LINNE)の茎の搾汁残渣より、分離、精製して得られたもので、主成分はパルミチン酸ミリシルです。

シェラック
ラックカイガラムシ(Laccifer spp.)の分泌液から得られた、アレウリチン酸とシェロール酸又はアレウリチン酸とジャラール酸のエステルを主成分とするもので、白シェラック及び精製シェラックがあり、ロウ分を除去していない含ロウ品及びロウ分を除去した脱ロウ品があります。 

白シェラック
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Laccifer lacca KERR)の分泌する樹脂状物質を、温時アルカリ性水溶液で抽出し、漂白したものより得られたもので、主成分はアレウリチン酸とジャラール酸又はアレウリチン酸とシェロール酸のエステル等です。

精製シェラック
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Laccifer lacca KERR)の分泌する樹脂状物質を、室温時エタノールで抽出又は温時アルカリ性水溶液で抽出し、精製して得られたもので、主成分はアレウリチン酸とジャラール酸又はアレウリチン酸とシェロール酸のエステル等です。

シェラックロウ
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Laccifer lacca KERR)の分泌する樹脂状物質を、室温時エタノール又は温時アルカリ性水溶液に溶解し、ろ液からロウ分を分離して得られたもので、主成分は樹脂酸エステルです。

ジェルトン
キョウチクトウ科ジェルトン(Dyera costulata HOOK F., Dyera lowii HOOK F.)の幹枝から得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びシスポリイソプレンです。

ソルバ
キョウチクトウ科ソルバ(Couma macrocarpa BARB. RODR.)の幹枝から得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びシスポリイソプレンです。

ソルビンハ
キョウチクトウ科ソルビンハ(Couma utilis MUELL.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びシスポリイソプレンです。

タルク
天然の含水ケイ酸マグネシウムを精選したもので、ときに少量のケイ酸アルミニウムを含みます。

チクル
アカテツ科サポジラ(Achras zapota LINNE)の幹枝より得られたラテックスを、脱水したものより得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

チルテ
トウダイグサ科チルテ(Cnidoscolus elasticus LUNDELL.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

ツヌー
クワ科ツヌー(Castilla fallax COOK)の幹枝より得られたラテックスを、脱水したものより得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

低分子ゴム
トウダイグサ科パラゴム(Hevea brasiliensis MUELL.-ARG.)の幹枝より得られるラテックスを、加熱分解して得られたもの、又は酵素分解して得られたもので、主成分はシスポリイソプレンです。

ニガーグッタ
クワ科ニガーグッタ(Ficus platyphylla DELILE.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

パラフィンワックス
石油の常圧及び減圧蒸留留出油から得た固形の炭化水素の混合物で、主として直鎖状の飽和炭化水素からなります。

粉末モミガラ
イネ科イネ(Oryza sativa LINNE)のもみ殻を、微粉砕して得られたもので、主成分はセルロースです。

ベネズエラチクル
アカテツ科ベネズエラチクル(Manilkara williamsii STANDL.)の幹枝より得られるラテックスを、脱水したものより得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

ホホバロウ
ツゲ科ホホバ(Simmondsia californica NUTT.)の果実より採油したホホバ脂より、分離して得られた高融点ロウ物質で、主成分はイコセン酸イコセニルです。

マイクロクリスタリンワックス
石油の減圧蒸留の残渣油又は重質留出油から得られた固形の炭化水素の混合物で、主として分枝状及び直鎖状の飽和炭化水素からなります。

マスチック
ウルシ科ヨウニュウコウ(Pistacia lentiscus LINNE)の分泌液より、低沸点部を蒸留により除去し、熱時エタノールで抽出し、エタノールを留去して得られたもので、主構成成分はマスチカジエノン酸です。

マッサランドバチョコレート
アカテツ科マッサランドバチョコレート(Manilkara solimoesensis GILLY.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

マッサランドババラタ
アカテツ科マッサランドババラタ(Manilkara huberi (DUCKE) CHEVAL.)の幹枝より得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

ミツロウ
ミツバチ(Apis spp.)の巣から得られた、パルミチン酸ミリシルを主成分とするものです。

ミルラ
カンラン科ボツヤク(Commiphora mukul ENGL.)の分泌液より、低沸点部を蒸留により除去し、室温時エタノールで抽出し、エタノールを留去して得られたもので、成分としてコミホールを含みます。

ラノリン
ヒツジの毛に付着するろう様物質から得られた、高級アルコールとα-ヒドロキシ酸のエステルを主成分とするものです。

レッチュデバカ
クワ科レッチュデバカ(Brosimum utile(H.B.K)PITT.)の幹枝から得られたラテックスを、熱時水で洗浄し、水溶成分を除去して得られたもので、主成分はアミリンエステルです。

ロシディンハ
アカテツ科シデロキシロン属(Sideroxylon)の幹枝より得られたラテックスを、脱水したものより得られたもので、主成分はアミリンアセタート及びポリイソプレンです。

ロシン
マツ科マツ(Pinus palustris MILL.)の樹皮の分泌液より、低沸点部を蒸留により除去して得られたもので、主構成成分はアビエチン酸です。

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