光沢剤

光沢剤とは、食品の製造又は加工の過程で、食品の保護及び表面に光沢を与えることを目的として表面を被覆する等の方法で使用される食品添加物及びその製剤をいいます。

表示については物質名で表記または「光沢剤」と表記します。

既存添加物

ウルシロウ
ウルシ科ウルシ(Rhus verniciflua LINNE)の果実より、融解、さらして得られたもので、主成分はグリセリンパルミタートです。

カルナウバロウ
ブラジルロウヤシ(Copernicia prunifera H.E.Moore(Copernicia cerifera Martius))の葉から得られた、ヒドロキシセロチン酸セリルを主成分とするものです。

カンデリラロウ
カンデリラ(Euphorbia antisyphilitica Zuccarini又はEuphorbia cerifera Alcocer)の茎から得られた、ヘントリアコンタンを主成分とするものです。

コメヌカロウ
イネ科イネ(Oryza sativa LINNE)の種子より得られる米ぬか油より、分離して得られたもので、主成分はリグノセリン酸ミリシルです。

サトウキビロウ
イネ科サトウキビ(Saccharum officinarum LINNE)の茎の搾汁残渣より、分離、精製して得られたもので、主成分はパルミチン酸ミリシルです。

シェラック
ラックカイガラムシ(Laccifer spp.)の分泌液から得られた、アレウリチン酸とシェロール酸又はアレウリチン酸とジャラール酸のエステルを主成分とするもので、白シェラック及び精製シェラックがあり、ロウ分を除去していない含ロウ品及びロウ分を除去した脱ロウ品があります。 

白シェラック
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Laccifer lacca KERR)の分泌する樹脂状物質を、温時アルカリ性水溶液で抽出し、漂白したものより得られたものです。主成分はアレウリチン酸とジャラール酸又はアレウリチン酸とシェロール酸のエステル等です。

精製シェラック
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Laccifer lacca KERR)の分泌する樹脂状物質を、室温時エタノールで抽出又は温時アルカリ性水溶液で抽出し、精製して得られたものです。主成分はアレウリチン酸とジャラール酸又はアレウリチン酸とシェロール酸のエステル等です。

シェラックロウ
カイガラムシ科ラックカイガラムシ(Laccifer lacca KERR)の分泌する樹脂状物質を、室温時エタノール又は温時アルカリ性水溶液に溶解し、ろ液からロウ分を分離して得られたもので、主成分は樹脂酸エステルです。

パラフィンワックス
石油の常圧及び減圧蒸留留出油から得た固形の炭化水素の混合物で、主として直鎖状の飽和炭化水素からなります。

マイクロクリスタリンワックス
石油の減圧蒸留の残渣油又は重質留出油から得られた固形の炭化水素の混合物で、主として分枝状及び直鎖状の飽和炭化水素からなります。

ミツロウ
ミツバチ(Apis spp.)の巣から得られた、パルミチン酸ミリシルを主成分とするものです。

ラノリン
ヒツジの毛に付着するろう様物質から得られた、高級アルコールとα-ヒドロキシ酸のエステルを主成分とするものです。

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