その他の栄養素

三大栄養素以外の栄養素としては、ビタミンやミネラル等の微量成分が

挙げられます。また、大部分が難消化性なため厳密には栄養素では

ありませんが、六大栄養素の1つとして挙げられている食物繊維があります。

 

ビタミン
ビタミンは約20種類程度ありますが、大別すると

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。

水溶性ビタミンはその名の通り、水に溶けやすいビタミン類であり

ビタミンB群やビタミンCなどが含まれます。

水溶性ビタミンについては、仮に取り過ぎても水溶性であるため    

尿で排出できるため、特に問題にならない場合が多いです。

逆に脂溶性ビタミンは、水に溶けないため、取り過ぎには注意が必要です。

脂溶性ビタミンはビタミンA,D,K,Eがあり、       

脂溶性ビタミンはこれDAKE(だけ)と覚えると良いでしょう。

多数のビタミンは普通の食品中に十分に含まれている場合が多く、     

その欠乏に対してはそれほど心配する必要はありませんが、

ビタミンA,D,B1,B2,ナイアシン及びビタミンCは、食品でしか摂取できず、

栄養上重要であるため、意識して摂取する必要があります。

 

ミネラル

人体を構成する成分のうち、タンパク質の構成成分である酸素、炭素、

水素、窒素、硫黄の5種類以外の元素は、無機塩の形で食品から体内に

とりこまれます。この無機成分をミネラルと呼んでおり、具体的には   

カルシウムや鉄、ナトリウムや塩素などが挙げられます。

ミネラルは約20種類ほど知られていますが、大部分は普通の食事をしている

限り十分摂取できるものであり、欠乏の心配はほとんどありません。

栄養上重要な無機成分は、カルシウムと鉄、食塩の形で摂取される

ナトリウムと塩素が重要であります。

カルシウムや鉄は意識して摂取する必要があり、ナトリウムと塩素に関して

は、日本人の食塩摂取量が多く、取り過ぎであると言われていることも

あり、取り過ぎには気を付ける必要があります。

 

食物繊維

食物繊維は人の消化酵素によって消化されないものの総称であり、    

主に難消化性の炭水化物が該当します。

食物繊維が他の栄養素とともに消化官を通過するとき、         

他の栄養素の吸収抑制作用効果があります。

よって、過剰栄養の人にとっては、肥満防止やインスリン上昇抑制効果、 

血中コレステロール正常化効果等が得られることがあります。

また、食物繊維は人の消化酵素では分解されませんが、腸の下部において、

腸内微生物によって分解させる場合があります。

それによって、腸内環境を整え、善玉菌の増殖させたり、        

大腸内を酸性に保つ効果があります。

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