チョコレートは、茶色や黒、あるいはホワイトチョコの白色のものが市販ではほとんどですよね。
しかし、バレンタイン等で手作りチョコを作る際、例えば可愛いピンク色にしたり、チョコに色をつけてデコレーションしたりしたいと思ったことはありませんか?
本記事では、チョコレートに色を付ける方法を記載しました。
ベースにはホワイトチョコを選択
チョコレートに色を付けたい場合、元々の色がないホワイトチョコをベースに選択してください。
チョコレートは通常、カカオマス、カカオバター、砂糖、副原料等から出来ていますが、チョコが茶色い理由は、カカオマスが茶色く、それが含まれているからです。
しかし、ホワイトチョコは製造する際に、カカオマスを取り除いているため、色が白くなっています。
絵具等で色を作る際に、白色がベースですと思った色が作りやすいように、チョコレートも茶色ベースでやるよりは、白色のホワイトチョコのベースに使用した方が、目的とする色を作りやすいと思います。
色素を使って色付け
では、実際にチョコレートに色を付けるにはどうするかということですが、色素を使って色を付ける方法が一般的です。
色素とは、文字通り食品に色をつけるための素材であり、スーパー等でも売っています。
色素には、水に溶けやすい水溶性のものと、油に溶けやすい油溶性のものがあります。
チョコレートは、カカオバターが含まれ成分としては油になりますので、油に溶けやすい色素を選ぶことが重要です。
また、粉末タイプと液体タイプがありますが、液体タイプのほうが混ぜやすく、上手く色をつけやすいです。
粉末ですと、どうしてもダマになりやすく、結局何かに分散させて使用することになると思います。
ただし、実は油溶性の液体の色素というのは、市販では実はあまり手に入りません。
Amazonで調べてみましたが、こちらの色素が唯一チョコレートに溶ける可能性のある色素だと思います。
こちらの色素は、溶媒にプロピレングリコールという水にも油にも比較的溶けやすいものを使用しているため、どんな食品にも応用できると思います。
次に、スーパー等で売られている粉末型の色素の使い方について解説していきます。
粉末色素は油溶の物質に分散させて使用
チョコレートは、前述の通りカカオバターから出来ていますので、水は全く混ざりません。
それどころか、水を混ぜてしまうと、チョコレートがボソボソになったり、固まらなくなったりします。
なので、粉末色素を水に溶いてチョコレートに混ぜるといった方法は実施できません。
では、どうやって行うのかというと、油溶性の物質に溶かして混合するといった方法です。
例えばサラダ油等に色素を分散させて使用し、チョコレートに混ぜるといった方法です。
混ぜる際は、チョコレートを温めて溶かして、そこに色素を分散させたサラダ油を入れた後、よく混ぜてみると、色がつくと思います。
それを冷やして固めることで、色付きのチョコレートの完成です。
しかし、サラダ油では粘度がそれほどないため、うまく発色せず、色がまばらになってしまうことがあります。
そこで、最もおススメなのがマヨネーズです。
マヨネーズは実は油と水が混ざり合った乳化状態で出来ているため、油溶性や水溶性の粉末色素を混ぜることが可能です。
マヨネーズには卵黄が含まれており、卵黄は乳化作用を補助する働きがあります。
乳化作用とは、簡単に言うと水と油のような混ざりにくいものを混ぜやすくする作用のことです。
この効果も、色素をチョコレートに混ぜ込む補助として
さらにマヨネーズには粘度が多少あるため、色素が分離しにくいという特徴もあります。
味が気になるところですが、意外にも少量ですと全く気になりません。
よって、チョコレートに色付けするためには、マヨネーズに粉末色素を分散させて使用するといった方法が最も簡便でおススメです。