雑学

ゴーヤの苦み

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先日、沖縄料理店に行ってきました。

うみぶどう、ミミガーのから揚げ、沖縄魚の刺身盛り、フーチャンプルー、

そしてドリンクは泡盛と、久しぶりに沖縄料理を食べ大満足でした。

しかし、私は昔からどうしても苦手な沖縄料理が一つあります。

そう「ゴーヤ」です。

その日もサラダにゴーヤが入っていて、久しぶりに食べてみたのですが、

どうしても独特の苦みが感じられ、あまり美味しくないと思ってしまいました。

ゴーヤの独特の苦味は、ウリ科の植物に含まれるククルビタシンの仲間である、

モモルデシンによるものです。ククルビタシンには抗がん作用があることが知られており、

モモルデシンにも血糖値を下げる効果や、健胃作用食用増進作用があり、

実は非常に体に良い食べ物で、夏バテ防止等に効くと言われています。

また、苦みを取る方法として、塩もみすることや熱をかけることが効果的ですが、

これはゴーヤの細胞を破壊して、苦み成分を外に流出させているため、

他の水溶性の栄養素も流出してしまうこと、またモモルデシンも流出しているため、

上記のような効能は低くなってしまうことには注意が必要です。

苦くても大丈夫なので効能だけ欲しいという方は、モモルデシンを抽出してみてはどうでしょう?

モモルデシンは比較的疎水性であるため、エタノール等で抽出するのが効果的であると

思います。

なので、お酒等にゴーヤをつけておき、ゴーヤ抽出酒を作れば、

モモルデシン高含有飲料となり、かなりの効能が期待できるのではないでしょうか?

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