一度は経験したことあると思いますが、ガムの汚れはついてしまうと中々取れませんよね。
意外なのですが、あの汚れを落とすにはチョコレートを使うのが良いというのはご存知ですか?
本記事ではチョコレートでガムの汚れが落ちる理由について記事にしました。
ガムの成分
ガムの成分は、南米産のアカテツ科の樹木であるサポジラから取れる樹液を煮て作る天然樹脂のチクルが主に用いられています。
その他、現在はコスト削減の目的で、酢酸ビニル樹脂などの合成樹脂も用いられています。
これらのガムに使用されている樹脂は油溶性という特徴があります。
油溶性というのは、油に溶ける性質という意味です。
逆に、ガムは水には溶けませんので、いつまでも口の中で噛んでいられるんですね。
チョコレートの成分
チョコレートの主な成分は、カカオマス、ココアバター、砂糖、粉乳等です。
また、副原料として、植物油脂が使われることもあります。
ココアバターや植物油脂は、名前の通り油溶性の物質で、チョコレート自体は油溶性の物質といえます。
ガム汚れがチョコレートで落ちる理由
ここまでくれば、どうしてガム汚れがチョコレートで落ちるかはもうお分かりですよね。
ガムも油溶性、チョコレートも油溶性ですので、チョコレートとガムはお互いに溶けあうため、チョコレートでガムが落ちるのです。
他にも、ガムはサラダ油や除光液等も油溶性ですので、そちらでもガムの汚れを落とすことが可能です。
ティッシュや歯ブラシに、こういった油溶性の物質をつけて、こすって落とす方法が、ガム汚れを落とすのに最適ですね。