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ビール風飲料ホッピーとは?車の運転や健康への影響
みなさん、ビール風飲料のホッピーについてご存知ですか?
ホッピーは戦後から主に東日本を中心に爆発的な人気となり、今でも愛されている飲料です。
そんなホッピーのビールとの違いや性質について記事にしました。
ホッピーとは?
ホッピーは、ホッピービバレッジ株式会社(旧 コクカ飲料株式会社)が1948年に発売した、麦酒様清涼飲料水(炭酸飲料でビールテイスト飲料の一種)です。
また、焼酎等をホッピーで割った飲み物も、ホッピーと呼んでいます。
ホッピーは、日本の旧酒税法時代にその製法を免許されており、現行酒税法ではアルコール濃度が製造途中でも1%を越えることが認められていないため、ホッピーのみがそのような方法での製造が唯一可能な飲料となっているそうです。
製品には0.8%のアルコール分が含まれていますが1%未満のため、清涼飲料水の扱いとなっています。
ホッピーの名前の由来については、「本物のホップを使った本物のノンビア」との意味をこめてホッビーと名付けようとしたが、発音しづらいため、ホッピーとなったそうです。
ホッピーの地域性
ホッピーは実は関東方面では爆発的な人気がありますが、関西方面では意外と知られていなかったりします。
その理由としては、販売当時は、戦後すぐといった背景から、ビールは高嶺の花で庶民は手が出せませんでした。
また、酒というと粗悪なアルコールしかなかった当時ですが、ホッピーとその粗悪なアルコールを割ると臭いお酒も美味しく飲める、ビールより安く早く酔えると評判になったそうです。
それから、新橋や池袋の闇市を中心に発売が開始され、人々に受け入れられ爆発的に売れました。
つまり、スタートが関東であったため、今でも関東方面で根強い人気があるということです。
ホッピーの美味しい飲み方
前述の通り、ホッピーはお酒の割り物として使うことで非常に美味しく味わうことが出来ます。
公式サイトに推奨されている飲み方として、「3冷」というスタイルがございます。
この方法は、ホッピー、焼酎、ジョッキをよく冷やして飲む方法なので、3冷といい、この方法をベースとして、次の3通りの飲み方が推奨されていました。
ハーフ&ハーフ
こちらは焼酎を使用しない方法で、ホッピーと黒ホッピーを1:1で混ぜて作る飲み物です。
和食、洋食、中華等どんな料理とも相性のよい飲み物ができます。
アルコール度数は0.8%なので、お酒が弱い方にもおススメです。
ウルトラD
甲類25度の焼酎とホッピーを合わせて作る飲み物で、切れのよい味わいになることが特徴です。
醸造酒であるホッピーのコクと、蒸留酒である焼酎のスッキリした飲み口が絶妙で、「ウルトラドライ」で「ウルトラD」と名付けられた飲み方だそうです。
ホッピー・焼酎・ジョッキの三つをよく冷やした「3冷」でいただきます。
焼酎を110cc加えて、ホッピーをジョッキいっぱいまで加えて作ります。
こちらはアルコール度数が約7%となります。
プレミアムライト
先程のウルトラDとは作り方がやや異なり、甲類20度と25度、二つの焼酎とホッピーを合わせることで、口当たりが軽くすっきりした飲み物です。
シャーベット状に凍らせた20度の焼酎を35cc加え、そこによく冷やした甲類25度の焼酎を35cc加え、ホッピーをジョッキいっぱいまで加えて作ります。
こちらはアルコール度数が約4.8%となります。
カクテルホッピー
ホッピーはカクテルの材料としても非常に優秀で、公式サイトでもいくつか紹介されています。
ホッピーブラックは、梅酒やラムやコーヒーリキュールと組み合わせると相性が良いそうです。
また、通常のホッピーは、ジンやカシスリキュールと組み合わせると相性が良いそうです。
他にも相性の良い組合せがあると思いますので、ぜひホッピーを使ったレシピ開発してみてはいかがでしょうか。
ホッピー 運転
ホッピーの分類としては、麦酒様清涼飲料水というジャンルですので、ホッピーはノンアルコール飲料と思われがちです。
しかし、ホッピーにはアルコールが少し入っています。
量としては0.8%程度だそうで、飲用者の体質や飲用の本数によっては、呼気中のアルコール濃度が上昇し、酒気帯び運転になる場合もあるそうです。
ですので、車を運転する際には飲まない、もしくは時間を空ける必要があると考えられます。
ホッピーの原材料、糖質、カロリー、プリン体について
ホッピーの原材料表示を見ると、「麦芽、粉飴、ぶどう糖、スターチ、ホップ、酸味料、調味料」となっていました。
一見表示だけを見ると糖分が多いように感じますが、ホッピーはビールに比べ糖質量も低く、カロリーが低いことが特徴です。
ビールは100 mLあたり糖質が3.1 g程度含まれていますが、ホッピーは1.7 g程度しか含まれていません。
またカロリーも低いことが特徴で、ビールは100 mLあたり40 kcal程度ですが、ホッピーは11 kcal程度です。
また、プリン体もビールより低いことが特徴で、ホッピーはプリン体がほぼ0だそうです。
ただし、体に悪いとされるプリン体は、ビールに含まれている量も食品の中では多いとは言えず、ビールが痛風になりやすくなる原因はアルコール量が関係しています。
詳しくはこちらのページを参照ください。
プリン体とは?痛風やプリン体を含む食品について解説